更新情報

2024/02/01 行事のご案内を更新しました

2023/12/30 行事のご案内を更新しました

2023/09/02 行事のご案内を更新しました

2022/08/02 行事のご案内を更新しました。

◎第5回 法話会のご案内

2022/05/01 行事のご案内を更新しました。

◎第4回 法話会のご案内

2022/03/01 行事のご案内を更新しました。

◎第3回 法話会のご案内

2021/12/02 行事のご案内を更新しました。

◎第二回 法話会のご案内

2020/09/02 報恩講中止のご案内を掲載いたしました。

 

2019/10/09 台風19号の接近により、ご参詣いただく方の安全を考慮して、報恩講の日時を変更いたします。

変更前 10月12日 を

変更後 10月14日 に変更いたします。

ご参詣を予定しておられた方は、ご予定の変更をお願いいたします。

2019/09/01   行事のご案内を更新しました。

◎報恩講のご案内

◎聞法集会2019のご案内

◎学習会のご案内(第3回目)

2019/06/04 行事のご案内を更新しました。

◎新盆合同法要のご案内

2019/06/01 行事のご案内を更新しました。

◎学習会のご案内

2018/09/02 行事のご案内を更新しました。

円応寺報恩講のご案内 

2018/04/17 行事のご案内を更新しました。

2018年東京教区 同朋大会のご案内

 

2017/11/02  ブログ(聞法集会2017)を更新しました。

2017/10/14   ブログ(横浜別院報恩講)を更新しました。

2017/09/27    行事のご案内を更新しました。

円応寺報恩講のご案内

横浜別院報恩講のご案内

湘南組聞法集会のご案内

 

2017/09/20 円応寺のホームページをリニューアルしました。

お寺の掲示板

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誰にでも年に一度、特別な日が訪れると思います。それは「誕生日」です。
たとえば、世界中の誰もが知っているであろう一番有名な誕生日と言えば、多分イエス・キリストの誕生日であるクリスマスではないでしょうか。
もちろん、仏教の開祖お釈迦さまにも誕生日があります。
お釈迦さまは、紀元前6世紀頃、ヒマラヤの麓にあるカピラヴァスツ国で、スッドーダナ(浄飯王)を父に、マーヤー(摩耶夫人)を母に、釈迦国の王子として4月8日に生まれたという説が一般的に知られています。
また、仏伝には「摩耶夫人が出産のために里帰りする途中、ルンビニーの花園で休憩しようと思い、無憂樹の枝に手を伸ばそうとした時、右脇から誕生されました。その時、竜王が喜んで甘露の雨を降らせて誕生を祝福した」とあり、また、甘露とはインドの言葉で「アムリタ」といい「不死」と訳され、「死の恐れから解放された」という意味があります。無憂樹と重ねて「憂いの無い“いのち”を生きた人」の誕生を祝ったと、お釈迦さまの誕生された時の様子が記されています。
この仏伝を基にして、今日でも4月8日になると各地の仏教寺院の多くで「花まつり」(灌仏会、降誕会)が行われ、お釈迦さまの誕生を祝福しています。
では、お釈迦さまの誕生を何故祝うのでしょうか。それを知るにはお釈迦さまが誕生された意義を考えなければなりません。
親鸞聖人は正信偈の中で「如来所以興出世 唯説弥陀本願海」と述べておられます。如来とはお釈迦さまのことです。「お釈迦さまがこの世にお出ましくださったのは、阿弥陀仏の本願を私に説くため」だということです。
私たちは、日常生活において様々な人間関係の中で生活し、無意識のうちに自分と他人を比べ、優劣や勝ち負けをつけて一喜一憂し、自ら自分のこころを引き裂きながら悩み苦しんでいます。
阿弥陀仏は、このような私に「あなたはあなたのままでよい」と。そして「何としてもあなたを救いたい」と願っておられます。この阿弥陀仏の本願を私に知らせるために、お釈迦さまは誕生なさったのです。
お釈迦さまとは、阿弥陀仏がこの私に解かるように姿を現してくださった仏さまなのです。お釈迦さまがこの世にお出ましくださったから、私は念仏と出遇うことができたのです。そして、掛け替えのない尊い“いのち”を共に歩んでいける世界に触れることで、生きる喜びを見出すことができるのだと思います。
私自身、僧侶以前に一人の人間として、お釈迦さまをはじめ、インド・中国・日本の高僧、そして親鸞聖人へと受け継がれてきた「念仏の教え」と出遇い、阿弥陀仏の本願に触れることができました。そして、それ以前には思いもしなかった「私が生きるとは何か」を思った時、限りある“いのち”、死すべき“いのち”であるからこそ「今を生きている喜び」を感じたのです。
そして今、皆さんにも「生きている喜び」を感じていただきたく、仏さまの教えを伝えることが私の生きる意義なのだと思います。
皆さんにも必ず「生きる意義」があるはずです。焦らず、慌てず、じっくりと生涯を通して「生きる意義」を見つけていただければと思います。
南無阿弥陀仏