
TEL:042-776-6751 FAX:042-776-6825
2022/05/01 行事のご案内を更新しました。
◎第4回 法話会のご案内
2022/03/01 行事のご案内を更新しました。
◎第3回 法話会のご案内
2021/12/02 行事のご案内を更新しました。
◎第二回 法話会のご案内
2020/09/02 報恩講中止のご案内を掲載いたしました。
2019/10/09 台風19号の接近により、ご参詣いただく方の安全を考慮して、報恩講の日時を変更いたします。
変更前 10月12日 を
変更後 10月14日 に変更いたします。
ご参詣を予定しておられた方は、ご予定の変更をお願いいたします。
2019/09/01 行事のご案内を更新しました。
◎報恩講のご案内
◎聞法集会2019のご案内
◎学習会のご案内(第3回目)
2019/06/04 行事のご案内を更新しました。
◎新盆合同法要のご案内
2019/06/01 行事のご案内を更新しました。
◎学習会のご案内
2018/09/02 行事のご案内を更新しました。
2018/04/17 行事のご案内を更新しました。
2017/11/02 ブログ(聞法集会2017)を更新しました。
2017/10/14 ブログ(横浜別院報恩講)を更新しました。
2017/09/27 行事のご案内を更新しました。
2017/09/20 円応寺のホームページをリニューアルしました。
5月と言えば、真っ先に思い浮かぶのが「鯉のぼり」です。我が家でも子どもが小学生の頃までは上げていたのですが、いつの間にか上げなくなりました。そのせいか、ここ数年鯉のぼりを見かけなくなったような気がします。
鯉のぼりは、諸説ありますが「黄河の激流に龍門という滝があり、その滝を登ろうと多くの魚が試みたが、登れたのは鯉だけで、登り切った鯉は竜になった」という中国の故事が由来だとされています。また、鯉は清流に限らず、環境が良くない池や沼でも生きていける生命力の強い魚であることから「どのような環境に於いても、逞しく生きてほしい」という願いも込められているそうです。
実際、私たちの人生を考えても、順風満帆な人生を送っている人はごく稀で、多くの人が逆風の中でもがき苦しんでいるのではないでしょうか。その点、鯉のぼりは逆風が吹けば吹くほど、生き生きと泳いでいます。
私たちは順風=楽とか、逆風=苦という中で、自らを見失って人生に迷っているような気がします。
皆さん「極楽」という言葉をご存知だと思います。極楽とは阿弥陀仏の浄土のことを言います。
極楽とは「楽しさが極まる」とも読めます。楽しいことが多い所と捉えると、それも又、迷いの要因となるのです。
極楽とは最高に楽しい所ではなく、苦楽を超えた所というのが、極楽の意味するところです。
源信僧都は『往生要集』の中で、「苦といい楽といい、共に流転を出でず」と記されています。
苦しい状況にあっても、楽しい状況にあっても、流転する。つまり、自らを見失ってしまうわけです。自らを見失っている私を呼び戻す世界が極楽なのです。
苦楽の中で迷い、自らを見失うのではなく、苦楽をありのままに受け止め、自らを見失うことなく生きることで、迷いから抜けられるのではないでしょうか。
南無阿弥陀仏